雨音ヲ
旋律にかえ
ココロ躍らす
梅雨ノ好日
木の芽流し、穀雨、麦雨、黄梅雨、遣らずの雨…
実に様々な名がある、日本の雨。
その数は、一説には百を裕に越すといふ。
自然に響く、和のココロ。
しとしと、じめじめ、
そんな鬱陶しいという言葉の代名詞のようでもある
六月の雨…梅雨。
しかし、この長雨がなければ、稲穂は育たず、秋の実りもなく、
紫陽花や菖蒲らの彩りも、艶やかに濡れた美しく輝く緑を愛でることも難しい。
そう考えると、梅雨は天からの恵み。
初夏の景色を更に美しくココロ待ちに思えるまでの、小粋な演出かもしれない。。
今日で、水無月は終わり。
されど、今年の梅雨はまだ続く。
不安定なお天気と比例するかのように、私の体調は不安定。
なれば、せめてココロだけは…。。
しとしとと降る雨に想いを寄せて、ゆっくりと風情をココロに託していきたい。
そう…、しっとりと雨音を心地良い旋律にかえてゆくように。。