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2008年 02月 17日

闇と光。

f0006565_23294836.jpgファントムは、怪人ではありません 人間です




「ファントム」青山劇場公演を観劇しました。
ファントム役は俳優・大沢たかおさん。










オペラ座の地下、仮面を被り深く暗い闇の中に住むファントム(エリック)。
孤独、純真、折れそうな少年の心。
いや、永遠の胎児の心を持つエリック。

クリスティーヌの光のような歌声に導かれ外の世界に出ようとするエリック。

地下の彼の森にクリスティーンを案内する無邪気さは純真そのもの。
しかし、そのエリックの姿は私には蝶に見え…
さなぎから蝶に変化するように
クリスティーンを愛することによって、怪人ファントムから人間エリックに再生しようとする様は
その儚さが蝶の姿と重なった。
羽根が蠢きだす…
鮮やかな羽根を広げてクリスティーヌを包み外の世界に出ようとする
が、その瞬間から死への羽ばたきへと繋がることを知らずにいるようで…切なくなった。

母を愛し、父を父と知りながらずっと胸に秘めていたエリックに、胸が熱くなる。
悲劇ですが、生きることへの愛を感じずにいられない舞台。
生きることには、夢や希望もあるが、
悲しみや死とも背中合わせだということにも気付かせてくれる舞台。


シャンドン伯爵のみダブルキャスト。私が観たときはルカス・ペルマンさん。
華やかで美しい立ち振る舞いで眩しい。
が…如何せん、日本語が…苦笑。。
母国語で演じられても彼の表現力なら伝わると思うのですが…
でも、とても素敵でした!

そしてカルロッタ役は大西ユカリはん。
演歌的熱唱♪ですがそこがまたカルロッタらしくて良いんじゃないかと…。
演歌って‘演じる歌’と書くのですねぇ。。

姿月あさとさんはエリックの母親役として映像出演。
映像は短いけど、母ベラドーヴァのエリックへの確かな大きな愛を感じられました。

パパ・キャリエール役は伊藤ヨタロヲさん。
最後の‘わかっていた わたしの子だ わかっていた エリック息子よ我が子 そして光’
切ないけど、深い愛が見えて…、もう涙が止まりません。

アンサンブルさんが良かった。
1人で、パリの街の人、オペラ座の観客、ウエイター、警官…と何役も演じる。
その彼ら1人1人が実際にパリの街に生きる人に見える。
様々な思いにパリに生き、行き交う人たち。

そんな普通の人たちが実は知らぬ間に、ファントムという存在を作ってしまったのかもしれない。
いじめやひきこもり、現代社会の縮図にも似て。。


さて、私はまたオペラ座@青山劇場に行きます。笑。
今度はパク・トンハさんのシャンドン伯爵。
そうなると全体の雰囲気が変わるんでしょうね。

大沢たかおさんの「ファントム」DVD発売しないかなぁ。
待ちきれずに、宝塚版を買いそうな勢いですわ。笑。
グッズコーナーでは宙組花組のDVDを売ってまして…ちょっと悩みました。

f0006565_055324.jpg今回はパンフレットとTシャツを購入!!!








そうそう、お客様層はやはり女性中心。
そして大沢たかおさんが出てこられる度に、オペラグラスをささっと上げる。
特に仮面を外す場面では、オペラグラス率が非常に高かった…宝塚的な光景。笑。
あ、でも次回は私もオペラグラスを持参しよっと。

マントをひるがえす姿は麗しく
舞台装飾は決して華やかではありませんが、闇にいるファントムを射す光が美しい。

大沢たかおさんはミュージカル初挑戦ということ
未知なるものに真摯に取り組んでいく姿勢に私も力をいただきました。


追伸
こらからご観劇される方は是非とも開演15分前には劇場内、
若しくはお席に着かれることをオススメしますですよ。
劇場内に足を踏み入れると…パリの香りが漂ってきます。
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by yooko_nee | 2008-02-17 00:00 | 観劇的日記。


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