2008年 05月 04日
宙組公演 ミュージカル・プレイ 『黎明の風』 グランド・レビュー 『Passion 愛の旅』 泣きました。 お久しぶりの轟悠さんの特別出演公演。 前回の出演は月組『暁のローマ/レ・ビジュー・ブリリアン』。 もう1年8ヶ月前になるんですねぇ。 ちょうど私は、病が発覚直後で…入院も手術も決まった時に観劇。 光栄なことに最前列で観劇させていただいたので、 本来ならば、よーく観えるお席なのに、 視力も低下していたので、舞台がほとんど観えなくて…。 次に舞台が観られるのはいつなんだろうか… 手術は成功するのだろうか… そんなふうに思ったら泣けてきて、泣けてきて。。 その後に観た、黒木瞳さんの『mama loves MAMBO 4』もミュージカルコメディなのに これも泣けてきてねぇ、困りました。苦笑。 さて。 宙組公演『黎明の風』~侍ジェントルマン白洲次郎の挑戦~ 観劇的日記。 激動の昭和史。 白洲次郎を専科から轟悠さんが、マッカーサー元帥に大和悠河さんが。。 まだ記憶に新しい現代史、 戦争から戦後を華やかな宝塚で上演するには題材的に冒険だよなぁ… そんな思いで劇場に向かいました。 主役の白洲次郎氏よりも、私は奥様の白洲正子さんの随筆の方が興味ある人物だったのですが 2年前位でしょうか、テレビで白洲次郎さんの特集を観て…感銘を受けた人物でした。 オープニングの白洲次郎さん直筆の遺書が映し出された時から涙の私。 直筆の力強さに震える。 正子さんの台詞にありましたが、本当に「白洲次郎、かっこいいぞ」な舞台。 マッカーサー役のタニくん(大和さん)の凛とした姿勢、日本への想い。 今の日本は彼が思い描いた ‘美しい国’ のままであるだろうか。。 また、空港での白洲と近藤(美郷真也さん)とのシーン 「・・・あなたのような縁の下の力持ちが必要・・・」 今公演で退団の組長まりえったさん(美郷さん)自身へのメッセージと重なって、 ホロリと泣けたシーンでした。 あとは、サンフランシスコ講和条約の実写が映し出されると…私は涙が溢れて。。 平和ボケしている私には頭を殴られたような、そして、風の男を肌で感じたような気がします。 白洲次郎さんは日本人ではじめてジーンズを履いた人としても有名ですが やはり轟さんがジーンズで登場の場面あり! あまりに素敵すぎましてですね☆☆☆白Tシャツに黒皮ジャン!!! 私、スチール写真を買ってしまいましたです。笑。 いやぁ、ダンディですっ☆ きっときっと白洲次郎さんも素敵だったんでしょうねぇ。 スタイルはもちろんのこと、生き様が。 そして死に様も・・・‘葬式無用、戒名不用’ 「白洲次郎、かっこいいぞ!」。 難しい話であるのもかかわらず、テンポよく進むので飽きない舞台。 次郎のチャーミングさも散りばめられ 昭和初期の歌 ♪りんごの唄 ♪銀座カンカン娘 ♪東京ブギウギ… 一度は耳にしたことがある唄も随所に散りばめられ 今を生きる日本人には、懐かしさもあり 楽しむところは楽しむ、泣けるところは泣いて…とメリハリがあって良かったです。 麻生太郎先生にも、是非!観ていただきたい作品ですな。笑。 ショー『Passion 愛の旅』。 オープニングの黒燕尾は‘ザッツ宝塚’ 轟さんが入るとアダルトな香りが漂う。。 青春!的な場面もあれば、ムーディな場面も!むふふっ。 ハーレムの場面のオリエンタルさに酔いしれ フィナーレの轟さんとレーシーなお衣装のタニくんとのデュエットが なんとも妖艶でセクシーでドキドキしました! あと、ショーではタニくんとらんとむくん(蘭寿とむさん)が目の前に降りてきて… ぎゃあぁっ、見つめないでぇ~(あ、思い過ごしかいな、私。笑)。 オーソドックスといえばオーソドックスなショーですが、それがまた心地良い。 『黎明の風』を観ていて思ったのですが、 下級生の男役さんはほとんど軍服で、お衣装替えはないのですが、 いわば地味にも見えなくない立ち姿も 宙組さんは背が高い方も多く、全体的に華やかな印象。 今回、私が気になった下級生は、十輝いりすくん! また、思いのほか、一緒に観に行った友人がお芝居で涙していたことに驚きました。 男性が宝塚の舞台で泣けるって、あまりないような気がして…。 友人の感想として、「まさに、‘その時歴史が動いた’な舞台だった」。 そんな言葉を聞いてるうちに… ん?私が以前、観たテレビってこの番組だったかもしれないな、と。 帰り道、友人も言ってたんですが、 宝塚は比日常的な空間。 でもその空間を体験した分、日常が潤うって。 確かにね、うまいことを言いますな。 銀橋を歩く時のお化粧の匂い、お衣装の豪華さ、大階段の華やかさ、大きな羽根…と 宝塚では、一番に轟さんの舞台を観てきた私にしてみると 比日常的でも、実は日常的なのかもしれない…と思ったりもして。 実は先月も1度、観劇していて…今日が2度目の観劇。 それでも、もう1度、観たくなっている私なのでした。苦笑。
by yooko_nee
| 2008-05-04 00:00
| 観劇的日記。
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